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更新・新着情報
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あけましておめでとうございます! 2024年1月3日更新
2024年、今年は環境について学ぶ年ではなく、いよいよ環境対策を実行する年になりそうです。
この本には具体的な行動計画が載っており、年始に当たり、目を通されることをお勧めします。アメリカ人向けの本ですが、日本の事情に合わせて実行するのに参考になる箇所が多数あります。
生活者が何を使うか選択したり、金融を通じて、自己資金の投融資先を選んだりする事によって気候変動にブレーキをかける等の貢献ができます。また、ご自身の節電や食ロス削減、ポイ捨て防止、3R活動等によっても貢献できます。
昨年7月末の環境イベントでお会いしたご家族は”グリーンカーテン”を家の外壁に作りたい!とエコ活動の夢を語って下さいました。(グリーンカーテンとは外壁をヘチマやゴーヤなどのつる性の植物を中心にカーテンのように覆ってCO2を吸収したり、直射日光を避けて室温を下げエアコンの消費電力を抑えたりするもので、コチラの記事などが参考になるでしょう。元々は2015年に環境省のグリーンカーテンプロジェクトに端を発した活動のようですが、その後”デコ活”という脱炭素活動に引き継がれており、詳細はコチラで確認できます。)
もう夢ではなく実行です!今年はグリーンカーテンを進化させ、ベランダ・屋上・外壁などの緑化!&ベランダ園芸!の普及よって炭素吸収、猛暑対策&省エネなどに貢献する活動の検討を始めました。(グリーンカーテンづくりとその維持には、従来はそれなりに克服しなければならない事もあり、普及のブレーキになっていたと認識しています。緑化の普及にアクセルをかける事ができるか、その方法を検討した上で、活動を開始する予定です。また、デコ活の中で効果的なものがあれば、その普及活動も同時に検討して行きたいと考えています。)それが年始に当たっての行動目標です。
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環境技術を持つ期待の企業情報! 12月26日更新
11月16日に開催された成長産業カンファレンス2023のアーカイブ公開期間が12月25日に終了しました。そこで紹介された、環境に関する技術を持つ期待の成長企業8社を紹介します。(他にデジタル、ライフスタイル、ヘルスケア等をテーマにした企業の紹介もありましたが、ここでは環境に絞ってご紹介します。)
ココをクリックして各社のビジネスの紹介と現状についての5分程の動画をご覧ください。
各社詳細については下の社名をクリックしてHPをご覧ください。
・サステナブル・ラボ:SDGs/EGSに特化した非財務情報プラットフォームと企業価値評価サービス
・サグリ:衛星データとAIの活用によるスマート農業促進等(衛星データは農業以外の様々な土地利用等に活用可能)のサービス
・フェイガー:農業に特化したカーボンクレジット活用コンサルティングサービス
・アルガルバイオ:藻類の培養技術を使った環境・エネルギー・医療を含む幅広いソリューションサービス
・インターホールディングス:高度真空技術による食品の長期保存等の食品ロス関連サービス
・アグリスト:農業用ロボット兼データ収集モビリティとAI活用によるスマート農業サービス
・SIRC:小型高性能センサーを使った環境(特に電力等)可視化&制御サービス
・フォレストエナジー:地産地消型の木質バイオマス発電所の企画・開発サービス
この中で生活者との関りがわかりやすい事業としては、食品ロス防止サービスのインターホールディングスではないでしょうか?
企業サイト内の製品ページを見ると、超高真空で鮮度保持期間を大幅に伸ばせる事、液体にも固体にも適用できる事、
残りわずかになっても鮮度保持できる事など技術をわかりやすく説明してあり、家庭用真空容器も購入できます。
また、SIRCのセンサーは省エネ用に広く普及すれば、どこかで見かけるかも知れません。
他の事業は産業向けで、生活者向けサービスではありませんが、間接的に生活者の暮らしに貢献するもので、
投資などで応援をしてもよいかも知れません。
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微粒子を使ってリサイクル! 9月20日更新
私たちの体も元々は原子や電子などの微粒子からできています。微粒子から高分子を組み立てて使えばよい!その時、機能のすぐれた微粒子から機能の優れた高分子、そして材料や製品を作ったら役に立つ、という発想が出てきます。
*これらの多様な機能を発現させる事ができる微粒子を機能性高分子微粒子と言います。
さらに、使用して劣化したら、微粒子に戻して、また組み立てればよい、というリサイクルの発想も出てきます。
機能性高分子微粒子のひとつであるエストラマー微粒子は、ゴムのように柔軟で伸び縮みする性質を持ち、高分子フィルム化され、ゴム製品やスポーツ用品などに利用されます。
そして現在、エストラマー微粒子🔄高分子フィルム間のリサイクルについて、つまり微粒子からできた素材や製品を使用後、再び微粒子に戻して利用する研究や開発が行われています。環境への負荷を軽減し、資源の有効活用を促進する事が期待されています。
では、この機能性高分子微粒子を使って何ができるか、AIに説明してもらいましょう。高校生の皆さんへのメッセージ付きです。
「機能性高分子微粒子は非常に小さな粒子で肉眼では見る事ができません。しかし、化粧品や医療、電子光学材料などに広く使われています。信州大学の鈴木先生は機能性高分子微粒子の合成方法を研究しており、その機能を評価し、どのような応用が期待できるかを研究しています。
高校生の皆さんへ、鈴木先生の研究は非常に興味深いです。鈴木先生の研究室では、機能性高分子微粒子について研究しており、その応用範囲は広いです。例えば、化粧品には美容成分を効果的に届けるために使用されています。また、医療分野では、薬物を効率的に体内に送り込むための方法として利用されています。さらに、電子光学材料としても使用されており、高性能なデバイスの開発に貢献しています。
もし鈴木先生の研究に興味を持ち、研究室に入りたいと思った場合は、信州大学の公式ウェブサイトで詳細を確認しましょう。」
信州大学のサイトはココ 鈴木研究室のサイトはココ 研究の説明動画はココ
廃プラスチック・リサイクル技術の進化! 9月20日更新
常識を疑え!
「廃プラスチックは紫外線などにより化学劣化しているから再生しても品質が落ちる一方で完全リサイクルはできない!」この常識を覆す技術が開発されつつあります。
プラスチックは高分子素材を高温で溶融 ⇒ 成形します。この工程をコントロールするには ①「溶融状態、成形状態」両方の内部構造の解析、② 加工の履歴、③ 成型品物性、の3つの要素から法則性を導いて行います。つまり、「何(どんな構造のもの)を、どう加工すれば、どんな性能(どんな構造による特性)が得られる。」を科学するのです。
上の画像、残念ながら小さいので見にくいかも。
より大きな画像と理論について詳しくはココをご参照下さい。
この研究は福岡大学の八尾研究室/ココが中心となって行っています。紹介動画や楽しく研究を行っている学生さんたちの様子をご覧下さい。
また、プラスチックが再生によって劣化せず優れた物性を得るためには、静的な溶融状態を保って分子同士が絡み合う状態を作るために押出成形機に樹脂溜まりという部分を設けるのが有効である事も、この研究によって示されました。
科学的理論+それを実現するものづくり工程、両方の成果が出ています!ポリエチレンで証明された再生プロセス、今後は他のプラスチック再生へも広がって行きます。
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安定したエネルギーを供給でき、ローカルに設置できる小型風力デバイス! 6月20日更新
欧主要国・米・豪で特許取得済、暴風にも折れにくく、翼が周囲を傷つけない、住宅地にも設置可能な小型風力発電翼!
なぜ折れにくいのか?その秘密は円柱型の翼と背後のリングにあります。この組み合わせで気流と揚力をコントロール!
リングはさらに進化中。
従来の風力デバイスは翼の耐久性や折れて周りを傷つける危険性などの問題がありました。その問題を解決するアイデアです。
この風車に関する情報:長岡技科大のページはココをクリック、
同大学発ベンチャー:㈱パンタレイのページはココをクリック(ぜひスクロールして見てください。とてもわかりやすいイラスト、画像、そして動画での説明があります!)
パンタレイさんのページ中にある通り、ペットボトルでこの構造を作って実験する事ができます。ご興味のある学校、自治体、企業、その他の組織の方などは、パンタレイさんのページからお問い合わせください。実験に際してポイントになる部分についてのアドバイスをいただけると思います。
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ChatGPTに質問してみました! 3月23日更新
2月6日に更新した大阪大学の永井研究室の「自発光細胞の技術で街路樹を街灯に変えよう!」というアイデアについて、
今話題のChatGPTに質問してみました。
How to make it work roadside trees as street lamps? 街路樹を街灯にするには? と質問。以下がGPTさんの回答です。
(Google 翻訳で翻訳済み)
「街路樹を街路灯として使用することは、環境に有益であり、エネルギー コストを削減できるユニークで革新的なアイデア
です。これを機能させるためのいくつかの手順を次に示します。
適切な樹種を選択する: すべての木が街路灯としての使用に適しているわけではありません。背が高くまっすぐな幹と広い樹冠
を持つ木を選びましょう。葉が密集している木や垂れ下がったキャノピーが低い木は、光を遮り、影を作るため、適していま
せん。
LED ライトを取り付ける: 木を街路灯として使用するには、木のてっぺんに LED ライトを取り付ける必要があります。 LED
ライトはエネルギー効率が高く、長持ちするため、この目的に最適なオプションです。
ソーラー パネルを取り付ける: ライトは、木の幹または近くのポールに取り付けられたソーラー パネルから電力を供給でき
ます。ソーラー パネルは、LED ライトが夜間に動作するために必要なエネルギーを供給することができます。
適切な配線を確保する: 電気的な危険を避けるために、配線は適切に行う必要があります。配線が確実に保護され、要素から
保護されていることを確認して、寿命を確保してください。
定期的なメンテナンス: 木は、健康を維持し、適切な照明を提供し続けるために、定期的なメンテナンスが必要です。木を定期
的に剪定すると、木の形を維持し、光が遮られないようにすることができます。
安全上の考慮事項: 樹木が道路に近づきすぎないようにし、照明が明るすぎたり暗すぎたりしないようにすることが重要です。
また、事故を防ぐために、照明は適切な高さに配置する必要があります。
これらの手順に従うことで、街路樹を街路灯として機能させることができ、環境に優しく費用対効果の高い街路照明ソリュー
ションを提供できます。」
ここまででは、自発光細胞技術は出て来ませんでした。そこで、他に方法がありますか? と追加質問、回答は、
「はい、街路樹を街路灯として機能させるために検討できる他のアイデアがいくつかあります。
生物発光ツリー: 生物発光ツリーは、遺伝子工学を使用して木を暗闇で光らせる比較的新しい技術です。ホタルやキノコなどの
生物発光生物の遺伝子を挿入することで、これらの木は独自の光を生成できるようになり、外部照明が不要になります。この
技術はまだ実験段階ですが、街灯に革命を起こす可能性を秘めています。
ツリー型ソーラー パネル: 木を街路灯として使用するもう 1 つの方法は、日中に太陽エネルギーを取り込み、夜間にLED
ライトに電力を供給することができるツリー型ソーラーパネルを設置することです。これらのソーラーパネルは、木々に溶け
込むように設計することができ、見た目にも美しく持続可能な照明ソリューションを提供します。
反射性舗装: 反射性舗装は、街灯からの光を反射するタイプの舗装で、追加の照明の必要性を減らします。樹木と組み合わせて
反射舗装を使用することで、明るくエネルギー効率の高い環境を作り出すことができます。
バーティカル ガーデン: バーティカル ガーデンは、街路樹の美的魅力を高めると同時に、追加の照明を提供する優れた方法で
す。木の周りにツル性植物を植えることで、自然で持続可能な形の街灯を作ることができます。
これらは、街路樹を街路灯として機能させるためのアイデアのほんの一部です。これらのソリューションにはそれぞれ独自の長
所と短所があるため、ニーズと予算に最適なソリューションを選択することが重要です。」
わずかではありますが、自発光植物について言及してくれました。確認のため、LEP(Light Emitting Plantの略です。)の事わかっているか質問しました。回答は、
「はい、LEP は Light Emitting Plasma の略です。 LEP 技術は、電荷によって励起されて光を生成するガスで満たされた密封
された電球を使用します。励起されたガスは、高強度で高品質の白色光を生成するプラズマを放出します。
LEP 照明は、白熱電球や蛍光灯などの従来の照明源よりもエネルギー効率が高く、長寿命です。これは比較的新しい技術で
あり、街灯を含むさまざまなアプリケーション向けに開発が続けられています。」
と、今までの会話の文脈からするとズレた回答となってしまいました。そこでLEPの意味
(ちなみにトニーからの追加情報はコレ)を伝え、さらに街路樹を街灯として使うアイデアを訊きました。回答は、
「混乱をお詫び申し上げます。LEP は Light Emitting Plant の略で、遺伝子工学を使用して光を発する植物を作成するバイオ
テクノロジーです。先ほどのミスで申し訳ありません。
街路灯として街路樹を使用するためのいくつかの追加のアイデアを次に示します。
運動エネルギー:運動エネルギーは、運動によって生成されるエネルギーです。小型の運動エネルギー発生器を木の近くの
地面に設置することで、通過する車両や歩行者によって生成されたエネルギーを取得して、木に取り付けられたLEDライトに
電力を供給することができます。
ライト パイプ: ライト パイプは、反射チューブを使用して自然光を取り込み、屋内に分配する自然照明の一種です。街路樹に
ライトパイプを使用することで、昼間は自然光を取り込み、夜は街路灯として利用できます。
磁気誘導: 磁気誘導は、磁場を使用して 2 つの物体間でエネルギーを伝達するタイプのワイヤレス充電です。ツリーに磁気誘導
コイルを取り付けることで、通過する車両やその他のソースによって生成されたエネルギーを取得して、LEDライトに電力を
供給することができます。
生物発光苔:生物発光苔は、暗闇で発光する苔の一種です。木の幹に生物発光コケを育てることで、木は通りにユニークで
持続可能な照明ソリューションを提供することができます。
反射服: 反射服を使用して、夜間の歩行者や自転車の視認性を高めることができます。木に反射服を植えることで、服が街灯の
光を反射し、ドライバーが歩行者や自転車を見つけやすくなります。
これらは、街路灯として街路樹を使用するために検討できるいくつかの追加のアイデアです。これらのソリューションには
それぞれ独自の長所と短所があるため、ニーズと予算に最適なソリューションを選択することが重要です。」
という事で、間違った事へのお詫び、と追加の豊富なアイデアの回答がありました。お礼を言って終了すると、
「どういたしまして!他にご不明な点がございましたら、お気軽にお問い合わせください。」と挨拶してくれました。
感想:使いこなすには、こちらにもある程度の知識が必要。また、一度の質問では満足な回答が得られない場合があるので、
追加質問して回答を引き出す事も忘れてはいけない。
環境に興味のある、ある程度知識のある人にとってはGPTとの会話で足りるようになる可能性は十分にある。その時はこの
サイトは寿命を終え更新する必要がなくなるでしょう。
環境に興味があるが未だ知識がない人にとっては、問いの発し方などの参考としてこのサイトの役割は残るのかも知れません。
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考察、食ロスと省エネ! 3月18日更新
今回は食材の保存による食ロスと省エネ効果について取り上げます。未だ研究中、はっきりした対策、効果の可視化、が不明な段階ですが現状で分かっていることと指針を記します。事業向けの環境技術だけでなく、生活者向けの環境によい知識や行動と関連した技術、という分野の進歩も願っての事です。保存に関する情報はネット上に山ほどあるので、下記の情報は、著者の体験も含めた参考情報とご理解下さい。(スマホ画面では下の表はズレてしまうので同行同色で色分けしました。悪しからず。)
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保存スペース 細菌の活動 保存期間(常温比) 利点 欠点/欠点対策 適する食材
冷蔵室: 2℃~5℃ 低下(10℃以下) 1.5倍程度 水分保持
野菜室: 3℃~7℃ 低下 密閉性・鮮度保持
チルド室: 0℃~3℃ 低下 ハム等肉魚~チーズ等乳製品
冷凍室: - 18℃ 停止(-15℃以下) (注1)2~5倍程度 (注2)細胞破壊等/真空パック
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他に-3℃のパーシャル室という微妙に凍った肉魚等を適時に調理したいという需要に応える機能もあるようです。
より低温でより長期保存可能、が基本です。但しこれは目安なので食材毎に試してみる事をおすすめします。
注1:真空パック冷凍は1年以上保存した経験があります。通常冷凍でも表面の水分を拭き取ってフリーザーパックで3か月以上
保存した経験があります。
注2:動物細胞は細胞膜、植物細胞は細胞壁で仕切られています。細胞内の水分が凍結膨張して仕切りが破壊されるかは仕切りの
丈夫さにより異なるので食材毎に試してみるのがよいと思います。冷凍/冷蔵の区分はこのような記事も参考になるでしょう。
パンについて:ケースに入れて真空冷凍保存で1か月程度という記事が多いです。写真の通り1か月程度の保存は何度か試し問題ありませんでした。但しパンの種類にもよると思います。試行錯誤を楽しむ心の余裕を持って、好きなパンを美味しく、より長く、食ロスも減らし、という事でしょうか。
大切なのは、1)常温保存を増やす:風通しのよい冷暗所保存を増やす、2)オール電化でも、調理~保存用家電は省エネ家電を選び使う、3)食生活の管理:単に消費期限表示などによる管理ではなく、保存方法⇒消費計画⇒期限切れアラート、がスマートフォンに連絡されるとよい。反復利用する食材毎の購入頻度&履歴、消費量、使用期限、などから最も省エネかつ食ロス防止になる買い方、保存方法(各保存スペースの容積含む)、常温~冷蔵/冷凍保存の選択と管理、などについて最適化しリコメンドし、問題や選択肢があるとき以外は自動的に管理してくれるのが理想。
現在、そのようなAIアプリ等が見当たらないので、乾物など常温長期保存可能かつ健康的な食材の比率を増やしながら上表を参照に生鮮品の食ロス対策をしています。その中で真空パック冷凍保存(注意:常温・冷蔵は滅菌しないと腐敗の危険があります。⇒参照記事)は乾燥&酸化防止の効果があるので保存長期化に有効なケースを体験しました。
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自発光細胞が照明を変える? 2月6日更新
世の中はCN:カーボンニュートラルに向かって進んでいます。そんな中で自発光細胞の技術は数年前から注目され研究が進んでいます。その中心の一つが大阪大学の永井研究室です。
簡単に言えば、電気を使うLED照明と異なり、LEP(Light Emitting Plant)つまり植物が自ら発する光を照明として使おうという事。
現在、火力発電は全発電の約2/3を占めており、CO2:二酸化炭素が排出される。CNのためには、オール電化の前にCO2を出さない発電技術を普及する必要がある。それが不可能ならば電気を使わずに目的を達成する技術の普及という手がある。
LEP照明はまさに、電気を使わない照明、CNへの光となる照明! 詳しくは上のLEPの所をクリックして、先週発表のあった内容をご覧ください。
これからLEPプロトタイプ作成、社会実装、、、植物工場、発光街路樹普及、、など企業、自治体と協力したエネルギー問題、環境問題解決プロジェクトの実施が望まれます。
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ここでは、コンクリート関連の環境技術を調べましたが、ほとんどが炭素排出を抑える技術で、砂枯渇という視点からの技術が少ない。コンクリートの骨材を砂砂利から代替材料に変えたり、コンクリートのリサイクルによって砂も再利用するという技術の話がほとんどありませんでした。そんな中で見つけたのがこの2つの技術でした。
1. コンクリートの100%リサイクル技術:コンクリートの原料であるセメント(製造の際に大量の二酸化炭素が発生する。)が不要となる。骨材として入っている砂砂利もそのままリサイクルできるのであれば砂不足問題にも対応できるのでは?と思い、本技術を発表された酒井先生に確認しましたが、「砂不足に関してはあまり詳しくないので」という回答にとどまり、上記の「砂と人類」等の書籍を薦められました。
2. 廃プラスチックの表面を改質してコンクリートの骨材として使用する技術:強度が増してセメントの使用量を減らせるので二酸化炭素の排出量を抑える事ができる。砂のかわりに廃プラスチックを使うので砂不足にも対応できる。廃プラスチックのリサイクル(プラスチックごみ問題対策)ができる。という3つのメリットがあります。
さらなる追求が必要とされるのは、用途の広い砂という資源をコンクリート以外にも廃プラスチックの改質&処理技術で代替できるのか?廃プラによる砂代替およびコンクリートリサイクルのコストはどれほどか?砂枯渇対策と脱炭素対策を同時に進める事ができるのか? などです。
他にも有望な技術として以下の技術を発見しました。
リグニンクリート:木材チップ由来リグニンを砂代替材料として砂の利用を削減できるコンクリート
自己治癒コンクリート:ひび割れを自己治癒して長寿命化する事により資源枯渇を遅らせ、二酸化炭素の排出を減らせる
色々と調べている最中に知力空間というサイトを見つけました。ここの目次にある第10項で人工砂を含め砂の代替技術がよくまとめられていますので参考になります。
いずれにしても環境破壊および不可欠な資源の枯渇問題が手遅れにならないうちに優れた技術の開発と普及が望まれます。
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12月10日更新
循環経済:サーキュラーエコノミー(CE)に興味のある方へ
循環経済の基本、持続可能な社会をつくる、廃棄物(特に食品やプラスチックに詳しい)などについてよく整理されています。登録すれば無料で学べます ⇒ 左の画像または
ココ をクリック
(カテゴリ:SDGs 社会 12月8日開講 で検索して下さい。)
循環経済について、基本を学んだ上で実際にビジネスモデルを作るなどより高度な学びについては、
有料ですが ⇒ ココ などが参考になるかも知れません。
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繊維・アパレル産業の大量廃棄と環境汚染問題の解決策のヒント! 10月22日更新
下の説明のとおり、主な問題は水の汚染とCO2の排出ですが、この産業の大きな問題は「コストの安い国で大量生産して輸入し、大量の売れ残りを廃棄または輸出している。」という事実です。このからくりは特にファストファッション業界で指摘され、海外に環境負荷を負わせるものとして問題視されています。
詳しくはこちらをご覧いただきたいのですが、年約100万トンの衣料品を輸入、うち14.4万トンをリユース、12.3万トンが原料等にリサイクル、51.2万トンが廃棄(焼却又は埋立)、22.7万トンが中古衣料として輸出との事。(2020年環境省調べ)どうしたらよいのでしょう?
まず、「過剰在庫と売れ残り」問題に着手、次いでリユース・リサイクル率を上げる工夫をすれば、適正量の製造・輸入、廃棄量・中古衣料輸出量を減らす、という目標に近づける事もできるでしょう。
さて、ファストファッション・アパレル大量廃棄による環境破壊の問題で10月17日にこんなニュースが来ました。
ニュースのタイトル:「中古服がECで7倍売れた。AIスタイリストが廃棄ロス大幅削減!」
要約:ユーザーが手持ちの服を登録するとオンラインクローゼットが生成され、AIスタイリストがアウトレットの服(当然通常より安価)の着回しコーディネイトをしてくれる。企業向けには、実店舗やECサイトで購入した顧客にオンラインクローゼットを生成しAIスタイリストが自社商品との組み合わせコーディネイトを提供する。
(このニュースに記載のある服の廃棄量等は上記の数値とは多少異なっていますが、全体間を把握して下さい。)
既にご存じの方もいるかもしれません。このニュースに紹介されていた事業です。
つまりAIを使って、過剰在庫の販売促進をして売れ残りを減らした!という事です。
ポイントは
1)メルカリのようなユーザーからのリユース品でなく業者の倉庫にある新古品を含む大量の在庫、つまりサプライチェーンのど
こにアプローチするか?の着眼。
2)AIで顧客購買行動ログとアパレルのコーディネイトの徹底したマッチングを行っている事。
でしょうか?
さらに売れ残りデータから製造・輸入前に適正在庫を計算して(これもAIで行えます)最初から売れ残りが出ないようにできればよいのでしょう。
一度作って慣れているビジネスの仕組みを変えるのは大変かも知れませんが、、、
一方フランスでは世界初の「衣類廃棄禁止令」が2022.1に施行されました。気になりますね。その後の状況については情報が入ったらまたご報告しようと思っています。
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エネルギー需給見通し(~2050, APEC 21か国全体と日本) 10月9日更新
詳しくはこの動画をご覧ください。
ポイント:
・動画構成:APEC全体、日本、質疑応答、の3部構成
・現状を反映した見通しREF、カーボンニュートラルへの努力を反映した見通しCN、2つのシナリオによる見通し
・定義式:CO2排出量 = 人口*一人当たりGDP(GPD/人口)*エネルギーインテンシティ:エネルギー強度(エネルギー供給量/GDP)*CO2エミッションインテンシティ:CO2強度(CO2排出量/エネルギー供給量) に沿って4つの部分に分けて見通しを構成
・日本の見通し:人口減少、エネルギー強度減少(エネルギー需給漸減に対するGDP増加等による)、CO2強度減少(エネルギー利用効率向上、発電効率向上、再エネ比率向上、CCS (CO2の貯留) 増加等による)、の3つがCO2排出量減少要因、一人当たりGDP増加がCO2排出量増加要因、全体でCO2排出量減少
・CNシナリオでも2050年でCO2排出80%減少、つまりCN達成できない見通し
・化石燃料の輸入は漸減するが継続、一方水素の輸入は増加、原子力発電は再稼働を中心に漸増、結果的に日本のエネルギー輸入比率(海外依存率)は減少するものの継続。再エネ比率は増加するが安定供給が課題。
・EV比率増加、電化増進、省エネ技術のさらなる進化等によりエネルギー利用効率はさらに改善するが、重工分野等利用効率改善が技術的に困難な分野は存在する。CNシナリオでは産業構造変革など要求されていると読み取れる。
・APEC全体:人口増加、一人当たりGDP増加、がCO2排出量増加要因、エネルギー強度減少、CO2強度減少、がCO2排出量減少要因。全体でCO2排出量減少(REFでは14%減、CNでは67%減)。APEC中ではエネルギー需給量は米中がトップを継続。比率では東南アジアが最もエネルギー需給が増加し、CO2排出量も増加する見通し。
・なお見通しにはロシアーウクライナ戦争の影響は含まれていない(いつ終わるか、どのような結果になるか、予測困難なため見通しから外したそうです。)
個人的には、一人当たりGDPを高めながらエネルギーコストを下げCNに近づくには日本の産業構造をどのように変えて行ったらよいか?の指針、例えば日本からアセアン諸国等へのエネルギー生産・利用に関する技術の提供がCNへの圧力(例えば排出権取引)の中で日本の燃料輸入コストとどうバランスできるか?などが気になりました。
また日本国内で再エネ比率の増加と安定化、電化増進、水素利用増進、炭素貯留増進、原子力の漸減と核融合への投資と実現・普及など様々なポイントを継続確認していく必要があるように感じました。
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生物多様性と防災の関係って? 9月12日更新
9月は防災月間です。
生物多様性を守り育むことによって、多様な生物が関わりあう生態系から得られる様々な恵みである「生態系サービス」がもたらす恩恵(具体的には右図(スマホでは上図)に示したような)を受ける事が出来ます。
防災に関してはどんなメリットがあるのでしょう?
下の1番目の図に示した通り、防災のためには①危険な自然現象(例えば最近は地球温暖化によるゲリラ豪雨が増えていると言われています。)を減らす、②脆弱性(例えば2番目の図(スライドしてご覧ください。)に示した、木がなければ土砂崩れの被害をそのまま受けるような環境)を減らす、③暴露:実際に災害に遭うこと、(例えば地震や津波はその土地に固有の問題で移住する以外に対策がない場合もあるでしょう。一方、災害が発生した場合、避難する事によって暴露を避け、被害を軽減する事ができます。)を減らす、以上①~③の重なりを減らす事が基本です。
環境対策については、温暖化対策によって①危険な自然現象を減らす事ができるでしょう。また、3番目の図表(スライドしてご覧ください。)に示した通り生態系インフラを活用し、さらに人工物インフラと補い合う事で、②脆弱性を減らす事ができます。
生態系を破壊して脆弱な環境を造ってしまったために、人工物インフラで補強し、それでも不十分だという環境、もしかしたら皆さんの身近にもあるかも知れませんね。
さらに、例えばマングローブ林が津波の威力を軽減し被害を小さくする事から、途上国などでは生態系の機能を活かした防災対策
という考え方 ECO-DRRが普及しつつあります。詳しくは ココ と ココ、関連した東京大学のプロジェクも参考になります。
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空気の汚れと生産性 8月9日更新
暑い日々が続きます。今日は室内(大気中でなく)の温度と湿度の関係などをまとめます。
(あくまでも普通の環境下での一般論で、特殊な条件下での関係は論じません。)
注:湿度には絶対湿度、相対湿度があり、感覚的にわかりにくいので、「温度が上がると、同じ体積の空気中に、より多くの
水分を取り込む事ができる」という事実から、室内の「空気中の水分量」というコトバを使って説明します。
(部屋の中では気温・空気中の水分量・風が主に体感と関係します。詳しくは ココをご覧ください。)
さて、今あなたは室内にいます、室内の環境についてCO2から順番に話を進めましょう。
・CO2濃度が上がると温度が上がりやすくなります。これは温室効果ガスとして今話題になっていますからご存じですね。
・温度が上がると空気中の水分量が増えやすくなります。温度からエネルギーをもらうと、水は液体でいるより気体になりたが
るのですね。
・空気中の水分量が増えると空気が汚れやすくなります。ジメジメしているとダニやカビが増えやすいですよね。
・室内のCO2濃度が上がり、温度が上がり、空気中の水分量が増えると、空気が汚れやすくなると、生産性が下がります。
〇〇生産性の〇〇には例えば「労働」など色々なコトバが入ると言われています。説明が細かくなるだけでなく、ここで
伝えたい事からずれてしまうので、イメージだけ説明します。
例えば、35℃でスポーツをするのは20℃ときよりキツイだろうなとイメージできますよね。生産性が高いというのは、テキ
パキとよく動けてアタマもよく働くというイメージです。あなたの部屋の、CO2濃度が高く、高温で、空気中の水分が多
く、ムシムシして空気も汚れやすい、という状態ならば体も頭も活動が鈍り生産性が下がるという事です。
・部屋のCO2濃度が上がる原因はおもに人の活動などです。呼吸をしない人はいませんね。
・部屋の体感湿度が上がる原因はおもに人の活動などです。例えば料理をしたりシャワーを浴びたりするイメージです。
・このように、CO2濃度、温度、空気中の水分量、空気の汚れ、そして生産性、は関連しています。
さてどうしましょう? では対策を考えてみましょう。
1)まず、自分にあった環境を知る:体調を良好に保ち、生産性を下げないためには自分に適したCO2濃度・温度・空気中の
水分量・の上限を知り、それ以下に保つ(できれば自分にとって最適化する)ようにしましょう。
CO2濃度について10,000ppm以下でないと中毒を起こすという一般基準があります。詳しくは ココ
2)具体的な対策をする:温度はエアコン、湿度は乾燥材などによる除湿、CO2濃度・空気の汚れ・空気中の水分によるジメ
ジメ感への対策は換気と掃除によるダニ・カビの除去、などが主な対策でしょう。
*特に換気は空気の汚れだけでなく、風が水分を運んでくれるので汗が蒸発しやすく、体感温度を下げジメジメ感を解消
します。(もちろん天気次第ですが)
・温度・体感湿度(空気中の水分量として測る)・CO2濃度・空気の汚れ(測る事ができれば)などを測って自分にあった
環境を知り、具体的に対策して、体調・生産性を管理できれば理想的ですね。
また、部屋の環境対策はCO2対策にもつながるはずです。
(換気してCO2を外に流せば、外のCO2が増えるじゃないか?と思った皆さん、ではCO2を吸収する方法について考えて下
さい。少なくとも、植物はCO2を吸収する事をご存じでしょう。他にも方法があれば調べて実践してみて下さいね。)
参考文献&情報ページ
https://toyokeizai.net/articles/-/450316 空気と生産性
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環境問題の現時点での整理: 7月17日更新
現在の環境の話題はカーボンニュートラル(温暖化対策)、海洋プラスチックごみ削減(環境ホルモン?削減対策)がなどが中心で、ある意味偏っています。
一方生きるために常時必要なものは:食糧(食糧安全保障)、電力(エネルギー安全保障)、食糧やエネルギーを購入できる経済力。本当に必要なのは、、 続きを読む ⇒ コラムへ移動
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バッテリー産業の現状と今後の戦略! 6月15日更新
上図の通りリチウムイオンバッテリーの世界市場シェアは現状、中韓が大きくリードしています。
6月2日に開催された日欧のバッテリー会議では、EU内でのEVへの投資をトリガーとしたバッテリーサプライ/バリューチェーン作りへの大規模投資(大規模工場20か所新設)・人材育成への投資、(2030EU内バッテリー自給率89%予測)、
カーボンニュートラルに配慮した製造~リサイクルのルール作り!(バッテリーパスポート発行準備中)、等市場規模は今後10年で10倍以上と予測されています。
日本は技術的に優れていると認識されており、日欧は良好な協力関係にあります、が、
今後の協調のためには、1)EUのルールへの対応、2)脱炭素に配慮したバッテリーサプライ/バリューチェーンの開発、3)2020年代後半に普及が予想される全固体電池の技術開発、等がポイントです。
いずれにしても、車載用・定置用のバッテリーともに、充電時間の短縮・適切な出力と容量・長持ち・リサイクル率の向上・DX/GXによるバッテリー循環状況の可視化とCFP測定等による環境対策状況の可視化、等を推進し、EU及びEUの基準を採用する他地域への輸出によるシェアの奪還が望まれます。
一方、国内市場は自動車市場がEV化を進めるか?に左右される部分が大きいのではないでしょうか?
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・2030年には需要量の30%以上が運べなくなるおそれ!フィジカルインターネットで解決できるか? 5月15日更新
ドライバー不足の一因は労働条件。働き方改革でその改善を図れば物流は維持できなくなる(2024年問題)。
解決のため、物流の効率化・標準化のDX:フィジカルインターネットが構想され既に6回も実現会議が開かれている。
しかし、あらゆる依頼者と物流業者が同じプラットフォームで物流に関する場所・時間・その他の条件についての情報を共有・
活用するように協力できるのか?
循環型社会の構築には、動脈・静脈物流のスムースな回転が不可欠!物流慣行の改革、ドライバー不足等の問題をどう解決する
か!!
・Green × Digital ! 日欧産業協力最新状況!詳しくは → 4月6日開催ジョイントウェビナー情報 4月7日更新
G×Dの~2050(先ず~2030)ロードマップについて意見を両国代表及び両国主要企業が出席して交換。デジタル化はグリーンのために
不可欠だが1)そのエネルギー源である電力の製造・貯蔵・賢い分散利用、2)CFPなど計算方法統一とデータ収集・整理・活用方
法、3)脱炭素だけでなく物質循環の効率化、いかに長持ち・廃棄最小化を図るか、等の視点と考えを交換。国は制度設計面か
ら、企業は制度実装・実行面から意見交換し参加者の満足度は高かった様子。動きながら最適解を見つけ合意形成がカギ!
・電力! 一瞬も途切れることが許されない「インフラ中のインフラ」! ロシア問題に端を発し、地震、不天候が重なった電力
供給のひっ迫で、異例の政府からの節電協力のお願いがありました。今後、電源の分散化と稼働の連携、電力需給制度の自由
化、などが迅速に進められるべきだとの実感が得られたのではないでしょうか?
エネルギー産業改革について詳しくは → 5つのD 3月22日更新
・プラスチックの資源循環技術開発の最新状況!→ 革新的プラスチック資源循環プロセス技術開発プロジェクト進捗報告会
残念ながら詳細の記述は未だありません。約2か月後の日刊工業新聞で詳細報告するそうです。
とりあえず→ 視聴3行サマリ 3月1日更新
・働き方改革とは? → コラム 社会・ヒトの健康への道 2月12日記
・SmaGO:スマートゴミ箱表参道設置1年後の成果は?ココ リンク3ページ目にある通り、 1月31日更新
1)設置費用を広告料で賄った:森永製菓などとのコラボレーションで表参道に設置、
2)3つの機能:ソーラーパネルで電力を自給自足、ゴミが溜まったら自動で圧縮、回収時期を通信機能で知らせる、
で回収コストの削減に成功
3)下の写真の通り、ペットボトル回収率89%を達成
表参道での成果により、さらに設置が広がる予定。
既に渋谷区の宮下公園にも設置(左写真)されています。
燃えるゴミ・燃えないゴミ、ペットボトル・カン・ビン分別にバージョンアップし、キョロちゃんがお礼を言ってくれるそうです。
更新・新着情報
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2021/7までの更新・新着情報はブログに移動しました。
・微生物がCOからH2をつくる! 12月23日更新 私たちは太陽の子、生命も、化石燃料も元は太陽エネルギー!
・ペットボトル回収機!都立家政駅前のスーパーの入口で発見!12月13日更新
・東京クラフトポテトチップス!原材料、製造、すべて東京都内!10月12日更新 商品詳細はココ
地産による脱炭素効果(CFP)、食品ロス防止効果を表示して欲しい!製造・消費行動の環境効果表示が始まって欲しい!
・カーボンリサイクル産学官国際会議2021! 水素閣僚会議2021! 各々のテーマの国際的な進捗状況!10月4日更新
・アンモニアから水素! の現状は? 9月30日更新 **下に追加情報あります。
・ループジャパン本登録開始!ステンレス容器で配達・回収:プラごみゼロをめざすグローバルサービス!8月31日更新
・注目の環境技術情報! ECMセメント! エネルギー消費とCO2排出量を6割以上削減! 8月31日更新
・注目の環境技術情報! CO2-SUICOM!CO2を吸収するコンクリート! 8月31日更新 *下に参考情報あります。
・注目の環境技術情報! ナノシート!8月5日更新
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**追加情報:アンモニアから水素!の最近の追加情報は ココ
つまり 4NH3 + 02 ⇔ 4H2 + 2N2 + 2H2O という反応を
1)左から右へ進めてアンモニアから水素をつくり、
2)右から左へ進めて水素をアンモニアとして貯蔵する。
この反応を進める触媒を開発する研究が数年前から各大学で進められている。
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*参考情報:・セメントとコンクリートの違い: セメントはコンクリートの原料です。
・鉱物はCO2を吸収する: つまり地球はCO2を吸収します。例えば CaO + CO2 → CaCO3
・セメント製造工程中で問題となる主な反応: CaCO3 → CaO + CO2排出
・生コンクリートは使用されたもの以外残コンクリートとして大量に廃棄されます。
・残コン問題についての最近の記事 ⇒ ココ 実は残コンクリートを解体するとCO2を吸収します!
現状:As is、あるべき姿:Tobe